STAAD.Pro Help

G.13 サポート

STAAD.Proは、全体座標軸に対して傾いたサポートだけでなく、平行なサポートの設定も許容しています。

サポートは、ピン固定、または個別のリリースを持つ一部固定として設定されます。ピンサポートは、すべての並進動作を拘束し、回転動作に対しては拘束しません。つまり、ピンサポートは、すべての力に対して反力を持ちますが、モーメントに対しては抵抗しません。固定されたサポートは、すべての方向の動作に対して抵抗します。

固定されたサポートの拘束も、指定どおりに、希望する任意の方向にリリースすることが可能です。詳細については、「TR.27.1 グローバルサポートの設定」を参照してください。

並進および回転ばねも設定可能です。ばねは、ばね定数の項で表現されます。並進ばねのばね定数は、サポートジョイントを全体座標系の方向に単位長さだけ移動させる力として定義されます。同様に、回転ばねのばね定数は、サポートジョイントを全体座標系方向の回りに1.0度だけ回転させる力として定義されます。詳細については、「TR.27.4 マルチリニアスプリングサポートの設定」を参照してください。

静的な解析に対して、マルチリニアスプリングサポートは、サポートの変動非線形抵抗(たとえば地盤)をモデル化するために使用されます。弾性フーチング、および弾性基礎マットに関する記述は、「TR.27.3 基礎用自動ばねサポートジェネレータ」を参照してください。

Supportコマンドは、ジョイントとサポートの強制変位の方向を設定するためにも使用されます。